テレワーク事始【2】DTP環境を在宅ワークに移行する

チャレンジ

テレワーク事始 目次
【1】まずはルールづくりから
【2】DTP環境を在宅ワークに移行する
【3】コミュニケーションをどう充実させるか
【4】従業員の「いま」を見える化したい(近日公開)


Macを従業員の自宅に運び込む

さて、DTP環境をオフィスから自宅に移行するのは、なかなか面倒です。

Adobe Creative CloudやOffice 365については、自宅のマシンからログインし直してしまえば良いのですが、モリサワフォントについては、マシンごとにライセンス・キーをインストールしなければなりません。在宅用に追加ライセンスを取得するのはもったいないですし、オフィスのマシンからアンインストールして自宅のマシンに再インストールするのも面倒です。

マシンパワーの問題もあります。オフィスではパワフルなMacを使っていますが、従業員の私物マシンはそこまでパワーがなさそうです。マシンパワーは、露骨に作業効率に影響します。

オフィスのMacにリモートアクセスすることにトライしたこともありますが、かなりラグい(操作と表示との間にずれがある)ので、ヘヴィなデザインワークで使うのは無理そうです。

そこで今回は、オフィスにあるMacとディスプレイモニターを、テレワークする従業員の自宅に運び込むという荒技を使うことにしました。

PC持出ルールを徹底する

グラペインの営業チームは、Macbookを使って普段からテレワーク(社外作業)をしているのですが、その際のPC持出ルールを今回の引っ越しにも適用します。

  • 秘密保持義務があることを再確認する
  • ログインパスワードを設定する
  • 起動時やスリープ復帰時にパスワードを要求されるよう設定する
  • ログインパスワードは指定の管理ソフトで管理・共有する
  • ハードディスクは暗号化する

また、オフィスで作業していたときと同様、制作データは外付けHDDとクラウドストレージに多重バックアップします。もちろん、外付けHDDは暗号化しておきます。

プリンターをどうする?

テレワークに移行するにあたって、ちょっとした悩みどころになったのがプリンターの問題です。

グラペインでは、ほぼほぼ簡易色校と言えるクオリティのプリントをいつでも出力できるように、ちょっと立派なレーザープリンターを導入しています。どれくらい立派かというと、設置にあたって床を補強する必要があるくらいには立派です。

現在の設定では、自宅からこのレーザープリンターを使うことはできませんし、当たり前ですが印刷しても手に取ることができません。しかし、プリントアウトでデザインの仕上がり具合を確認できないのは、ちょっとツライ。

結論としては、必要なとき(お客様へのプリントアウト提出など)だけ、オフィスにいる従業員にプリントアウトをお願いすることになりました。普段から、作業用モニターのキャリブレーションをこまめに実施しているおかげで、今のところ無理なく作業ができているようです。

どうしてもすぐにプリントアウトを見たいときは、自宅のプリンターかコンビニのネットプリントを利用するようにしています。


さてこれで、デザイナーが在宅勤務をする準備は整ったと言えます。緊急事態宣言を受けて準備を急いだため、機材移動等の写真を取り損ねたのは残念です。オモシロ写真のひとつでも撮っておくべきでした。

弊社デザイナーの中には、テレワークの実験もかねて、以前からMacBook Proで仕事をしているメンバーもいます。最近のMacBook Proは、DTPを行うに十分な性能を持つようになってきました。今後は、デザイナーのマシンをデスクトップ機からノートブックに変えていくことも視野に入れるべきかなー、と感じています。

今回のような非常事態に限らず、いつでも気軽にテレワークにスイッチできる環境を整えた方が、デザイナーの働き方もずっと快適になるはずです。


【1】まずはルールづくりから ◀  ▶【3】コミュニケーションをどう充実させるか


新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、対面型の営業活動が難しくなっており、Webやメールで配信できる販促コンテンツの要望が高まっています。カタログ・パンフレットのPDFはもちろん、Webサイト、パワーポイント、導入事例、動画まで、販促ツールのことならどんなことでも、ITやBtoBに強いデザイン制作会社グラペインまで、お気軽にご相談ください。